梅雨時期の植木屋
我々外仕事の職方で梅雨が一番好きだという方は少ないと思いますが、アジサイやアガパンサスなど青系の花は梅雨雲りの日には何故か綺麗に見えます。
さて6月の後半はご近所を順番にお手入れしてゆきます。徒歩圏内のご近所ですからお昼休みなどは自宅に帰ります。
昔お世話になった親方が言っていました「近所にお得意のない植木屋はいただけない」と今風にいえば「ご近所のお客さんがない植木屋はろくなもんじゃない」と言ったところでしょうか、庭竹のご近所もお客さんといえますし普段からご挨拶を交わす知り合いともいえます。ご挨拶のついでにそろそろ私の所もお願いねとお声を掛けていただいています。
6月某日は月島の久作師匠の葡萄を剪定に伺いました。年に三回ほど落ち葉掃除もかねて剪定をしています。
この日は偶然兄弟子にも遭遇しまして、二人でバンガキの講習を受けました。『鍛冶の会』には様々な人間がいますが久作師匠の葡萄を剪定するのは植木屋である庭竹の特権です。
そして6月はツツジなどの低木や生け垣の刈り込みが続きます。見上げるような高い生け垣には梯子を掛けて、掃除がしにくい場所には予め養生シートを引いて置きます。
危険な作業もありますので安全具やカラーコーンによる作業区画の設置など、周囲や安全に配慮を十分にして作業します。
以上、梅雨雲の青い花が好きな庭竹でした。
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