7月の植木屋
今年はあまり梅雨らしくないまま7月も中旬になりました。三連休の予想最高気温が38℃となっていましたが、東京で38℃の予想は記憶にありません。危険な暑さとはよく言ったもので我々のような外仕事の職方は水分と塩分の適時摂取など暑さへの対策が必須です。
さて、こちらはいつも年末に伺うお庭です。お庭の手前側の植木達とエントランスを剪定して風通しよくしました。この時期のお庭の表情は初めて見ましたので、中々新鮮な感じがしました。植木屋(庭師)は決まった時期に決まったお庭にゆきますから、花の時期は見たことないとか冬枯れの時期は見たことがないと言ったことが多くあります。いつもと違った時期のお庭を見るのも楽しいものです。
こちらは共同住宅の植栽管理です。庭竹ではマンション(小規模)などの共同住宅の植栽管理も行っています。大抵は庭竹のお客さんがオーナーというケースですが、管理組合から直接ご依頼を受けている物件もあります。管理会社という中間業者を通しませんから予算と実作業に開きがありません。解りにくい表現かも知れませんが管理会社は10と言う植栽管理予算から2~5のマージンと取って実施会社(植木屋)に仕事を依頼しますので、実際に植栽管理を行う植木屋さんは8~5の予算で実作業をしなければなりません。更に下請け業者(植木屋)というケースでは3~2と言う予算になってしまうこともありえます。管理組合の予算と実費の差はそういった形で現れます。小規模なマンションなどは地元の植木屋に直接植栽管理を依頼するのも考え方の一つかも知れません。
こちらもいつものお庭です。エントランスを抜けると坪庭がありまして、その先に各種野菜を育てる家庭菜園の畑があります。高垣から一段降りてウメとモミジとヤマボウシを配したドライエリアがあります。一般的なお庭とは違い各スペースで仕事を終わらせては次のスペースに移動してゆきますので連続的な作業にはなりません。しかし全体的なバランスは考慮しながら作業を進めます。これはこれで植木屋的には楽しいものです。
こちらもいつものお庭です。芝生と高垣、木陰を演出するモミジがあります。そのほかに各種柑橘類や柿、ウメ、花壇のブルーベリーと収穫も楽しめるお庭になっています。今年はミカン、レモンの実の付きが良いので、秋以降にはお庭の色合いにも変化が楽しめると思います。
以上、7月の植木屋でした。
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