残暑と植木屋
夏期休業も終わりますと植木屋(庭師)は今年も後半戦といった感じになります。昔はお盆の連休は親戚が集まるので連休までにお庭を綺麗にといったご依頼が多く、またお正月も親戚や来客を迎えるため年末までにお庭に入らせていただくことが、我々で言うお屋敷(大きなお宅)では通常でした。今では年に1度のお客さんも多くなりましたので、そのお庭の樹種(洋風、和風、果樹等)に適した剪定時期を提案させていただいています。
こちらのお庭は年に2度の剪定の他に5月から9月まで複数芝刈り作業を行っています。
芝刈り作業の後は熊手でしっかり掃除をするのですが、更に箒で撫でるようにしてあげるといくらかゴミ(サッチ、切り葉)が出ます。すると若干芝生が青く見えるのですが、これはお世話になった親方に教えていただいた事です。
こちらも年に複数回芝刈りに伺うお庭です。世田谷あたりでは7月8月とほとんど雨がありませんでしたから、芝生も所々白くなって水切れの兆候がでています。
芝生や花壇の草花タマリュウなどは比較的根が浅い植物ですから、今年のように連日酷暑と降雨不足では水切れを起こしてしまいます。地面は地表から乾いてゆきますので、これらの植物には人工的にお水をあげるしかありません。また背の低い植物は水やりの効果もすぐに出ます。花壇の花などはしおれた(茶色くなっていない)くらいであれば短時間で復活します。
芝刈り後はホースにシャワーヘッドを取り付けて散水しました。付きっきりでは時間が勿体ないのでこのまましばし放置して、表の玄関周りの作業などをして時折散水の方向を調整しました。一時的に水たまりができるくらいが丁度良いかと思います。
以上、今年は芝生も大変だろうなと考える庭竹でした。
0コメント