年度末と植木屋
年度末です。
町場(個人宅専門)の植木屋である庭竹は、この時期は比較的のんびりしていますが、年度末ならではの仕事として、世田谷区からのご依頼を少しだけ頂いています。庭竹の規模を考えると珍しいことかもしれませんが、人とのご縁に恵まれた結果だと思っています。ありがたいことです。
こちらは世田谷区の施設で高木落葉樹の剪定作業です。
気心の知れた仲間に手伝ってもらいながら作業を進めます。私は皆が作業しやすいように、段取りと後仕上げを見てゆきます。
こういった高所作業における安全ツールも、私が若いころとは比べ物にならないくらい進化しました。昔は「胴縄」などと呼んでいた安全帯とヘルメットくらいしか対策ツールはありませんでしたが、それらは工場規格のもので、樹木作業を想定した安全ツールではありません。
近年はツリークライミングやロッククライミングの知識やツールが植木屋(庭師)に流入し、様々な解釈を経て各個人がツールの最適化をしています。
皆職人ですから元来道具好きも多く、またユーチューブなどの情報源も豊富ですから、知識の吸収には事欠きません。
それぞれが独自の組み合わせで、安全と作業効率のためにツールを選び、組み合わせています。
続いて、こちらも世田谷区でのお仕事です。
古い石積みの補修作業になりますが、合間の詰め石が数か所はずれていました。
モルタルを詰めて固定しますが、モルタルは硬化・乾燥するとコンクリート同様に白くなります。古い石積みの中に白いモルタルが混ざると、どうしても悪目立ちしてしまいます。
そこで「色粉」と呼ばれる着色材をモルタルに混ぜ込み、黒味を持たせます。昔から、玄関やアプローチなど人目につく場所の石組みでは、モルタルの白さを嫌って色粉で黒味を加えることがよくありました。私の記憶では炭の粉を使っていたと思うのですが、久しぶりに手に入れようとしたところ、なかなか難儀しました。
以上、世田谷区の登録業者でもある庭竹でした。
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