梯子と植木屋(庭師)

この時期(年末)になりますと、通常の三脚の他に梯子と差し丸太の出番が多くなります。三脚が建てられなかったり、そもそも届かなかったりと言った理由で主にマキや松の手入れで使用します。
こちらはいつものお庭です。画像で見るよりスペースがコンパクトですから、三脚よりも梯子が重宝します。
丸太をマキに差し込んで梯子を立てかけます。細いロープ(世田谷あたりではホソビキと呼びます)で結束して梯子がずれないようにします。
こちらのお庭でもマキの刈り込み作業に梯子を使います。同じように斜めに差し込んだ丸太に梯子を立てかけて作業します。庭竹は世田谷で修行していますので、よその地域地方の作業方法はわかりませんが、また違ったアプローチで作業される方もいると思います。
こちらの植栽管理でも梯子を使います。シラカシの剪定作業ですが、そもそも大きすぎて取っ掛かりの枝まで梯子で登らなければなりません。遠近感もありますが、庭竹の作業車が小さく見えます。
個人のお庭ではこのサイズの植木は見かけません。
こちらは別の用法、上画像のように梯子の上部二段目に2m位の竹をしっかりとくくりつけます。
こうするとクレーン車や高所作業車がなくても上画像のような作業が出来ます。竹はアウトリガーの役割として梯子の沈み込みや反転を防ぎます。竹は長い方が良いかと思いますが、使い勝手との兼ね合いです。
こちらはサワラの剪定作業です。差し丸太を隣のキンモクセイから取りまして、水平に近い状態の丸太に梯子を立てかけて作業をしています。どんな作業でもそうですが、せっかく立てた梯子なり三脚があれば、隣りの木も届く範囲で手入れをします。作業効率はお客さんの出費に反映されますので、「仕事が速い、手際が良い」は我々職人にはほめ言葉です。

以上、梯子も活躍中の庭竹でした。

世田谷の植木屋 『庭竹』

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