フェルコ#11,一年経過
昨年初めて購入したフェルコ#11ですが、一年使ってみましたので感想などを,人それぞれ考え方や経験値で好みに違いがあると思いますが、庭竹なりの感想ですからあしからず。
上画像は替え刃キットです。調整好きの庭竹としては、六角に型抜きしてある黒い工具はなかなか便利で重宝しています。
剪定鋏は時折親指位の枝を切りる事もありますのでかなりの負荷がかかります。結果として芯棒が微細に変形して受け刃と切り刃に隙間が生じます。刈り込み鋏や植木鋏(世田谷では木鋏)は手の内で絞るように使いますので問題ありませんが、剪定鋏の場合は極力隙間が無い方が使い勝手が良いです。
さて、新品の刃に使用中の刃を重ねてみますと1mm程でしょうか切り刃が研ぎ減っています。庭竹はしょっちゅう刃をダイヤの鑢でタッチアップ(砥石は使いません)しますので、もっと小さくなっているかと思いましたが想像していたより刃は研ぎ減っていませんでした。また一年使用して刃欠けは一度もありませんでした。
フェルコの刃は薄くて固いのですが、そのあたりは優秀です。
一年も使うとすっかり慣れてしまいますから、久々に昌国(画面右)を引っぱり出して切れ味(使用感)を比べてみますとやはり昌国の方が切れるように感じます。フェルコは一枚フィルターがかかったようなと言いますか、昌国の方がダイレクトに切った感触があります。芯棒から切っ先までの距離(支点力点作用点)が関係しているのかもしれません。
また、当初違和感しかなかったグリップもすっかり慣れてしまいましたから、逆に昌国の方が不自然で改良したくなります。
そもそもフェルコの購入目的は手(指、関節)への思いやり(負担軽減)です。
毎日メインで使う道具ですから切れるに越したことはないのですが、それプラスショックアブソーバーやグリップの形状も重要です。
この一年を思い返してみますと指関節がギシギシしたり、親指の付け根が腱鞘炎気味になっなりという事もありませんので、手への負担は減っているのかもしれません。
さて、総評としては購入して良かったと思います。切れ味の方は刃付けを頻繁に行えば十分実用に耐えます。
以上、庭竹の剪定鋏考でした。
また、いつか庭竹流タッチアップを掲載します。
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