鍛冶の会、民家園まつりに向けて

来月11/23(勤労感謝の日)は次大夫堀民家園最大のイベント『民家園まつり』が開催されます。

我々鍛冶の会を含む民家園ボランティアの活動の成果を発表する場でもあり、各会の活動の中で制作された品を販売する機会でもあります。

当会でも包丁、鎌、切り出し小刀などの実用刃物や、ペーパーウエイト、S字フック、キーホルダー、オブジェなど生活を楽しむ鉄製品を販売します。

全てが手作りの一点もので掘り出し物やお宝があるかも知れません。またそれら全てがボランティア価格にての販売となりますので市場価格から見ればかなりお得な事間違いありません。

11/23(勤労感謝の日)は是非次大夫堀民家園にお越しください。

公共交通機関でしたら小田急成城学園前西口から東急バス次大夫堀公園前下車、徒歩数分。お車でしたら次大夫堀民家園の駐車場をご利用ください。


さて上画像は当会最古参制作のペーパーナイフ、素材は和鉄の練り物(数種類の和鉄の複層)です。加工時の工夫により木目のような柄が現れます。その柄が目を引きますが個人的にはフォルムに心奪われます。この外連のない上品な姿がまね出来るようで中々出来るものではありません。制作者も今でこそこの姿を作り出せるようになったけど、経験値が少ない頃の作品は今の様には造り出せなかった様です。

庭竹は鍛冶作業の行程の中でもフォルムを削り出してゆく成形過程に面白さを感じています。その面白さとはやって(削って)みなければ解らないからこそなのかも知れませんが、削ってしまったものは元には戻せませんので、想像と理想と現実(フォルムにおける全体のバランス)の中で楽しんでおります。それでもセンスに勝るものはありませんが、センスも技術のように向上し鍛えられてゆくのは過去の作品を見れば一目瞭然です。

ちなみに上画像のペーパーナイフ、下画像の切り出し小刀も民家園まつりにて販売いたします。


つづいてこちらは庭竹の作品です。古い鉄に白1の鋼を鍛接し耳は巻いてあります。ここでもフォルムのお話を。

今作は今まで試みたことのない形状にチャレンジしてみました。技術(やや美術の混じる)の分野では自ずと得意な形を繰り返してその形(広い意味での)の上手になっていくのでしょうが、庭竹における"鍛冶"は本業とは別の趣味(楽しみ)ですから、苦手や未経験にチャレンジするのもまた楽しく、その際これまで見落としていた新たな発見があったりして日々上達もしくは上達に必要な見識が得られたりします。

今作においても頭が広く(末広がり)丸みのある本体(板状ではなく角もない)に細く細かい鎚目を付けました。狙いとしてはかつての文化人が書斎に置く愛玩具のひとつのようなイメージです。この形状が手に持ったときにとても馴染みが良く、これまで作ってきた刃物の中で一番持ちやすいのです。

また持ちやすいので。研ぎにおいても保持しやすく研いでいて明らかに安定感が違います。今作で得た見識も今後の作品作りに生かしてより良い刃物を生み出せたらと考えています。

以上、鍛冶の会不定期報告「民家園まつり」にむけてでした。

世田谷の植木屋 『庭竹』

庭と植木の専門家、世田谷の植木屋 『庭竹』の紹介は上段メニューから,お庭の手入れやリガーデンなど日々の業務は下記のブログでご覧下になれます。 一級造園技能士の技術とセンスで上質なサービスをお約束します。 次大夫掘民家園ボランティア『鍛冶の会』のお知らせもしています。 東京都世田谷区千歳台2-19-7 TEL03-3482-6510 niwatake_takeuchi@yahoo.co.jp