天高く.....秋が好きな植木屋

朝晩の寒暖差すら心地よく感じるこの季節、異例と言われた今年の夏を忘れてしまいそうです。我々のように季節に則した業種は長引いた夏がキンモクセイの開花を遅らせたのだろうかとか、サクラが早く咲いたからそれに準じて様々な樹種の開花も早くなったのかな感じる感じるのは、普段から季節に正直な植物を相手にしているからかも知れません。

さて、こちらはいつものお庭ですが気温の下がるこの時期は、芝生の雑草に選択系の除草剤を散布するのに適しています。イネ科の雑草はこれから冬枯れして成長を止めますが、同時に最後の光合成をして来年の為に養分を蓄えます。ユリや水仙のように枯れながら養分を蓄えるのです。ですからこの時期にイネ科にフォーカスした除草剤を散布することにより、多年性の雑草(イネ科)を減らすことが出来ます。

こちらは大王松の剪定です。若い植木屋(庭師)さんはあまり馴染みがないかも知れませんが、庭竹が小僧の頃は住宅街の一軒家や二軒ぐらいはあった様に思いますが、最近はあまり見かけなくなりました。見かけないと言うことは若い職人さんたちに手入れ(剪定)する機会が無くなっていると言うことだと思います。通常の松の手入れ(季節別)と変わりはありませんが、古ッ葉はしっかり取ってあげるとお客さんの負担が減ります。何分ひとつひとつの葉(通常松の葉は二股、こちらは三股)が長くボリュームあるので落ち葉の量も相当です。

3年目3度目のお手入れです。少しずつ庭竹の考える良いお庭になってきました。お客さんとのコミュニケーションも良好ですからご希望ご要望を余すことなくフィードバックすることが出来ます。同じ職人が同じ木を剪定しますから樹形やお庭の中でのバランスが最適化してゆきますし、あれこれ指示や訂正することもなく黙っていてもスムーズに仕事が進みます。結果的に若手が剪定をする時間(経験値アップ)を設けることが出来ますかので良いことずくめです。

お客さんもよく見ているもので、仕事の出来る若手はかわいがってくださいます。

以上、第二繁忙期真っ最中の庭竹でした。

世田谷の植木屋 『庭竹』

庭と植木の専門家、世田谷の植木屋 『庭竹』の紹介は上段メニューから,お庭の手入れやリガーデンなど日々の業務は下記のブログでご覧下になれます。 一級造園技能士の技術とセンスで上質なサービスをお約束します。 次大夫掘民家園ボランティア『鍛冶の会』のお知らせもしています。 東京都世田谷区千歳台2-19-7 TEL03-3482-6510 niwatake_takeuchi@yahoo.co.jp