6月の『鍛治の会』

先日現場から現場への移動中にちらりと「次大夫掘り古民家園」に立ち寄り活動中の『鍛治の会』を覗いてきました。
この時期は本業である植木屋が繁忙期となりまして、鍛治の会に顔を出すのもままなりません。
本業が繁盛している証ですから、ありがたい事ではあります。
さて、鍛治小屋では誰かしら作業をしていれば火炉(ホド)に火が入っていて鍛冶屋らしい作業風景が見られます。
この日は変わった形の刃物を量産していました。こちらの刃物なんだかお分かりになりますか?
専門的な特殊刃物です。
こちらは火造り中です。鎚(ツチ)=ハンマーで叩いてこの形にする事を想像してみて下さい。想像上で出来ればたいしたものです。
叩くですから、伸ばす、潰す、曲げるは出来ますが、厚くする、膨らませるは出来ません。
因みにこの特殊刃物は“ウルシカンナ”もしくは“ウルシガンナ”です。ウルシの木の表皮を溝状に削るための刃物です。それ以外に使い道がありませんので、かなり特殊な刃物になります。
こちらも特殊な鉈を製作中とのことです。
以上、庭竹による『鍛治の会』の報告でした。

世田谷の植木屋 『庭竹』

庭と植木の専門家、世田谷の植木屋 『庭竹』の紹介は上段メニューから,お庭の手入れやリガーデンなど日々の業務は下記のブログでご覧下になれます。 一級造園技能士の技術とセンスで上質なサービスをお約束します。 次大夫掘民家園ボランティア『鍛冶の会』のお知らせもしています。 東京都世田谷区千歳台2-19-7 TEL03-3482-6510 niwatake_takeuchi@yahoo.co.jp